30社以上の仕入れ先から、毎月20数種類の再生原料が入荷します。これらの原料をその特徴に合わせてブレンドしていきます。つまり、透明性、滑り性、密度、比重、粘りなど単品では偏ってしまう原料でも、ブレンドすることによって安定した製品を製造することができます。 また、あえて個々の原料の特性を活かしてお客様が求める特徴(機能性)をもたせるために、意図的に選別したものをブレンドすることもできます。
不安定と思われがちな再生原料ですが、長年にわたり仕入先との取引を大切にすることにより、安定した原料供給を実現させ、そして試行錯誤を繰り返して培ってきたブレンドの技術が『宇陀化成品質』を支えています。
廃プラスチックから作られたリサイクル原料
全国各地から250種類以上の原料を調達
各原料の特性を見極め用途に応じたブレンド
ブレンドされた成形前の原料
産業活動を通じて発生する膨大な量の廃プラスチックをリサイクルして利用することは、単に自然保護、環境保全上の問題だけでなく、人類の未来にかかわる重要な課題であります。特に近年、廃プラスチック最大の受け入れ先であった中国をはじめとして、東南アジア諸国でも相次いで輸入規制が導入されたことにより、行き場を失う日本の廃プラスチック問題は、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて避けては通れない大きな課題です。
当社は自然保護の観点から、国内で発生した廃プラスチックは国内でマテリアルリサイクルすること(とりわけポストコンシューマー材による安定した製品の製造)をテーマに、これからの社会に貢献していきたいと考えています。